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2009/01/15 (Thu) 12:54
(介護系看護師)身内の直腸がん

 最近、親から電話がかかってきました。母より「従姉妹のご主人さんが直腸がんで広島の外科の病院に入院したけえお見舞いに行ってみてもらえんかなあ」と。

 私は早速、車でその外科の病院に駆けつけました。病院では従姉妹のおばさんが外科病棟で待っており、「悪いけど、だんなが突然入院してねえ、今は抗癌剤を点滴しててねえその効果次第で手術するか決まるらしいんよ」と教えてくれた。

その薬は
・アバスチン260mg
・レボホリナート300mg
・5FU600mg
・エルプラット130mg

を他補液と混ぜて24時間投与らしい。




(で、その抗癌剤の効用を調べてみると)



・アバスチン(ベバシツマブ)
アバスチンは、血管新生阻害剤と呼ばれる新しいタイプの薬で血管新生抑制作用による抗癌剤で、眼科領域でもとても重宝しそうな薬らしい。がん組織は増殖スピードが速く、その成長には多くの栄養素が必要となることから、通常の血管からの栄養素だけでは足りないらしく、新しい血管を誘導し(血管新生)、栄養素を補給しようとする。アバスチンは、血管新生を促進する物質のひとつであるVEGF(血管内皮細胞増殖因子)を阻害することによって血管新生を抑え、がん組織が栄養素を取り入れる経路を断ち、組織成長を妨害する。だがこれだけではがんは生き残ってしまうのでアバスチンは、必ず抗がん剤(イリノテカン 、5-FU、ロイコボリン)と一緒に用いる。
がん組織には、栄養素を補給するために血管を引き込んだ結果として、異常な血管網が生じており、これによって抗がん剤が、がん組織にまで到達しにくくなっている。アバスチンは、この異常な血管網を整備するはたらきにより、がん組織に抗がん剤を届きやすくさせる。

(副作用)
皮膚の剥離、蛋白尿高血圧、頭痛、疲労感・脱力感、呼吸苦、肺の感染症、胃痛、悪心・嘔吐、食欲不振 、口内炎 、下痢、便秘、鼻血、白血球減少、

(重篤な副作用)
胃腸穿孔 、うっ血性心疾患、腎障害 、傷とかあればその治りを妨げる、大量出血、血栓




・レボホリナート
レボホリナート、レボホリナートカルシウムとは、フォリン酸の 6S 体のカルシウム塩。抗癌剤フルオロウラシル(5-FU) の効果を増強させる薬剤である。レボホリナートカルシウムの注射剤が医薬品として使われる。商品名はアイソボリン。胃癌(手術不能又は再発)、結腸・直腸癌への抗癌剤フルオロウラシル(5-FU) の効果を増強させる。

(メインの副作用)
下痢、食欲不振、悪心・嘔吐、口内炎、発熱との事。
また、血液系では白血球減少、血色素減少



・5FU
細胞の遺伝情報をつかさどる“DNA”を作るのを抑え、がん細胞の分裂及び増殖を食い止める。
胃・大腸がんといった消化器がんに多く用いられたり、乳・子宮頸がんに使用することもある。あと、各種のがん治療に応用される事もあるうえ、手術後に補助療法として、がんの再発防止として使用する事も多いよく知られた薬剤。

(副作用)
・消化管潰瘍・出血など…ひどい口内炎、胃痛、下血(血液便、黒いタール状の便)
 吐血。
・血液変動…喉の痛み、だるさ、発熱、歯肉の出血、皮下出血(血豆・青アザ)。
・間質性肺炎…発熱、咳が空咳なのに何回もでる、息苦しさ、体を少し動かしただけで息切れ。
・腸炎…激しい腹痛、下痢、下血(血液便、黒いタール状の便)。
・肝機能症状…だるさ、発熱、発疹、かゆみ、食欲不振、吐き気、皮膚や白目が黄色になる、尿が褐色(変色)。
・白質脳症…歩行時のふらつき、手足のしびれ、舌のもつれ、もの忘れ、動作が鈍る、ボーッとする
・重い副作用…ほとんどないが、初期症状等注意。
・その他…脱毛、色素沈着など



・エルプラット
第三世代のプラチナ製剤。シスプラチンなどとは異なる化学構造を持っているが、がんに対する作用はシスプラチン同様、2本のDNA鎖の間に入り込み、DNAの合成を抑える。
一般的適応として大腸がんの切除不能な進行性または再発した場合が対象。大腸がんにはフルオロウラシルが中心的薬剤として使われているが、本剤はフルオロウラシルに耐性を示した大腸がんにも有効とされている。

(副作用)
下痢や吐き気、嘔吐、手足が痺れる(末梢神経障害)、咽頭や喉頭が締め付けられる感じ、骨髄抑制など。ちなみに腎臓障害はまれである。
他に肝臓障害、視力低下、心拍の異常が現れるケースもある。
(ポイント)
末梢神経障害は冷たいものに触れたりしたら誘発されやすくなる。シスプラチンに比べて腎臓に対する毒性は少ないので、腎障害予防を意識て投与時に大量の水分を摂取する必要はない。




で、この抗癌剤の効用を効く限り語尾にあるキーワードでよく目についたのが「重篤な腫瘍の場合に適応」「腎機能への副作用は軽度」「口内炎や下痢、嘔気(吐き気)・嘔吐(吐く)はよく生じやすい」「肝機能に注意」が目に付いた(今のところは)。おじさんは現在抗癌剤に加えマグミット(酸化マグネシウム)を飲み、便をどんどん出すように医師から指示を受けているらしいが、その理由として”直腸がんが直腸のまわりを大きく囲んでいて排泄を邪魔するからその便を液状にする事で排泄を充分行ない腸閉塞などの合併症を防ぐ(抗癌剤の副作用に便秘もあるので)”といった理由からもきているらしい。

 もう、おじさんには当然のことだが直腸がんの「告知」はしている(でないと抗癌剤治療の協力が充分得られないので)。が今後腫瘍の大きさがどうなるかで手術適応になるかが大きく変わってくる。また、現在抗癌剤をすでに1クールは行なっているが、その副作用でのストレスともどう向き合っていくのか奥さん(従姉妹のおばさん)ともよく考えていかなければならないので大変になるだろうと予想される。
 おじさんは現在特に気になった副作用はないらしいが、血液検査のデータを見せてもらったら「血清アルブミン」の数値が2.7で結構少ないのと、「最近背中とか痛く、ベットはスポンジ式にしてもらってるのに寝返りを頻回にうたないと寝れない」との事を言いながら、頻回に点滴の輸液ポンプを持ちながらトイレに行っている。
 私は、おばさんに「床ずれが起こりやすいので、長枕かバスタオルをちまき状に折るかしておじさんの背中に入れた方がいいですし看護師の協力も得るとかして約2~3時間おきに体位を変えるようにしたほうがいいよ」と助言して病院をあとにしました。本当にこれからが大変だと思います。






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